2SC4707を探す

2013年9月7日 by admin | Filed under 未分類.

 お問い合わせで、日本で入手不能な海外トランジスタは以外と対応しやすいのですが、日本のディスコン品代替のお問い合わせは結構苦労します。海外製の多くはセカンドソースが現役であり、素性(?)さえしっかりしていれば、まず品番の動作をします。これに対して代替品は、その部品のどこに注目して設計されているかによって、何で代替すべきかが変わることも多くあります。

 実際、高HFEのトランジスタが大量に使ってある基板で、よくみるとLEDのONOFF制御に使われていたなんてこともあります。LEDの点灯制御などは、ピン配置が同じでPNP,NPNさえ間違えなければ、まず動作するところです。

 で、過去何回か代替品問い合わせを受けて、困ってしまうのが、2SC4707というトランジスタです。パラメータとしては、

VCBO 35V
VCEO 30V
VEBO 5V
IC 500mA
Pc 800mW
hFE 100-300
VCE(sat) ~0.2~0.5V
fT 300MHz

といったところでしょうか。これもまた東芝のディスコン品です。外形はTO-92MODという、TO-92の背の高いバージョンです。

 コレクタ電流が目一杯流れないのであれば、2SC945が300MHz対応なのですがhFEが高すぎるかもしれません。

 速度があまり要求されず、単に2SC1815では電流が足りない(150mAより流したい)という需要なのであれば、KSD1616がピンコンパチで使えますが、トランジション周波数は160MHzまでです。ほとんどのケースは、これに当てはまるとは思いますが、機器修理などで使われている場所によってはダメかもしれません。

 で、この2つ(コレクタ電流とトランジション周波数)を満たしているE-C-B配列のトランジスタがなかなかないのです。

 海外トランジスタで、ピン配置にこだわらないのであれば(足ツイストさせてでも使うのであれば)2N2222が、両方を満たす選択になります。

 あまり有名なトランジスタではないのか、海外で互換トランジスタが作られている様子がありません。KSC品番もないですし、中国メーカーで “C4707″ として製品を作っている様子もありません。

 2SC4707。どんな応用例が多かった石なのでしょう?

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